山口由岐夫代表理事による連載記事「スケールアップの化学工学」(全12回)の第9回「混練プロセス」が、化学工学会誌1月号(Vol.82 No.1(2018))に掲載されました。

-冒頭より抜粋-

「ものづくり」において混練は分散と同様に重要であるが,分散操作よりも混練操作は品質を予測することはさらに難しく,経験知に頼ることが多い。例えば,コンクリートの練りは,流動性を高め,乾燥クラックを減少させ,高強度化に寄与することは知られているが経験的である。また,リチウムイオン電池などの負極の電子伝導性は,混練により向上するが,どれくらい練れば良いのか分かりにくい。他にも,このように,様々な「ものづくり」で用いられる混練は,材料も装置も目的も多種多様であるため,個別で一般化が難しく・・・

つづきは化学工学会誌1月号をご覧ください。