PIAは東京大学環境安全研究センター辻研究室と共同で新機能性材料展 2020に出展します。

新機能性材料展2020(コンバーティングテクノロジー総合展)
2020年1月29日-1月31日
東京ビッグサイト・西4ホール(材料設計ソリューションゾーン)

さらに、最終日の1月31日(金)には、コンバーテックステージ(西4ホール)にて、PIAの山口代表理事によるセミナーも行われますので是非ご来場ください。

【講演日】:1月31日10:20-10:50
【講演タイトル】:ものづくり課題解決の方法
~分散系材料を対象とした分散、混練、塗布、乾燥などの課題とその解決方法~
【講演者】:山口由岐夫代表理事/東京大学名誉教授
【講演概要】:
日本のものづくりを支えているのは課題解決能力である。ものづくりの材料イノベーションをアカデミアが担い、プロセスイノベーションを企業が担っている。この両者の連携を深め、ものづくりイノベーションが可能になる。そのために、分子設計からプロセス設計までが必要になる。特に、コンポジット材料においては、メソ構造(1ミクロン前後)の制御が重要である。つまり、分子や粒子の性質がマクロな流動に影響を与え、流動が分子や粒子の構造に影響を与える再帰的な関係を有しており、平衡論や速度論に加えて非平衡論による解析が必要となる。ものづくりの課題は非平衡相変化に加えて、強い非線形性のため一層複雑になる。具体的に、粒子分散系の混合・分散や乾燥に伴うメソ構造形成の粒子シミュレーションを用いた解析を紹介し、課題解決の方法を示す。